- ミツバチの巣は駆除したほうがいい?
- 駆除の方法や注意する点は?
この記事を読めば、こんなお悩みを解決できます。
この記事でわかること
それではさっそく詳しく見ていきましょう!
ミツバチの巣の駆除は必須?放置していい・悪いケースを解説

ミツバチの巣の駆除は状況により、放置していいケース・悪いケースがあります。
蜂球なら数時間〜数日で移動することが多い
蜂球とは、ミツバチが木の枝や壁に、ボール状に固まっている状態です。
これは分蜂といって、増えた群れが新しい住処を探す途中で休んでいる姿です。
- 春から初夏に見られやすい
- 条件が合えば数時間から数日で移動
ただし、移動までの期間には幅があり、必ず短期間でいなくなるとは限りません。
ミツバチが巣を作りやすい場所は?
ミツバチは次の場所に巣を作ります。
- 雨風を避けられる場所
- 外敵が入りにくい場所
- 暗くて狭い空間
家に巣を作られるおもな場所は、次の場所です。
- 屋根裏
- 天井裏
- 壁の中
- 軒下
- 換気口
- 物置
- 庭木
外から見えない場所が多いので、気づいたときには大きくなっていること!
- 室内に大量のミツバチが現れる
- 壁や天井裏から羽音が聞こえる
このようなケースの場合、内部に巣がある可能性が高いと考えましょう。
出入りが多い場合、近づかず蜂の駆除業者に相談がおすすめです。
ミツバチの巣を駆除せず放置するとどうなる?
巣を放置すると、次のようなことが起きる可能性があります。
- 巣が大きくなり撤去の手間と費用が増える
- 蜜が壁や天井にしみ出して汚れやにおいがつく
- 蜜を求めて他の虫が寄ってくる
「駆除しない」という選択をする場合は、巣の場所が人の生活動線から離れていることが条件です。
ミツバチは花粉を運ぶ大切な昆虫。
殺さずに移設できないか、先に養蜂家へ相談してみる価値はあります。
ミツバチの巣の駆除は放置していい?ダメなケースは?
ミツバチの巣の場所により、放置していい・ダメなケースがわかれます。
判断基準は次になります。
| 状況 | 対応の目安 |
|---|---|
| 木の枝や壁に固まっているだけ(蜂球) | 近づかず数日ほど様子を見る 人の通り道なら早めに相談 |
| 庭木や軒下に巣があり、人が近づかない | 距離を取る 専門家に相談して対応を決める |
| 玄関・窓・通路の近く | 早めに養蜂家か業者へ相談 |
| 屋根裏・壁・床下に出入りしている | 早急に業者へ相談 |
| 室内に入ってくる | 早急に業者へ相談 |
放置しても問題が起きにくいのは、「一時的な蜂球」です。
一方で、早急な対応が必要なのは、「建物内部に入った巣」です。
蜜で建物に被害が出ないうちに、早めに蜂の駆除業者に相談しましょう。
ミツバチの巣があるかもしれないサイン
次のような様子があれば、すでに巣ができている可能性があります。
- 同じ場所を何日も出入りしている
- 壁の隙間や換気口から出入りしている
- 室内にミツバチが入ってくる
- 天井付近から羽音がする
- 蜂球を見つけてから1週間以上たっても同じ場所にいる
出入りの数が多いほど、巣が大きい可能性があります。
ミツバチ・スズメバチ・アシナガバチの見分け方
ミツバチと思っても、実は違う蜂の可能性もあり、見た目で判断が難しいことも。
そこで簡単に見分け方を解説します。
| 種類 | 体の特徴 | 巣の特徴 |
|---|---|---|
| ミツバチ | 小さめで丸みがある 毛が多い | 板状の蜂の巣(巣板)が並ぶ 隠れた場所に作ることがある |
| アシナガバチ | 細身 飛ぶときに長い脚をぶら下げる | シャワーヘッドのような形 むき出しの巣が多い |
| スズメバチ | 大きい 頭と胴が太い | 球状 外側は茶色っぽい紙のような外壁 |
スズメバチは刺されると、重症化するおそれも!
判断に迷ったら、次の対応を行いましょう。
- 巣や蜂に近づかない
- 安全な距離からスマホで写真を撮る
そして、蜂の専門業者に見てもらい、適切な駆除や対応をしてもらうのがおすすめです。
見つけた直後にやってはいけないこと
それはすぐに殺虫剤のスプレーをかけてしまうこと。
刺激されたミツバチが一斉に飛び立ち、刺されるリスクが高まります。
次の行動は避けてください。
- 殺虫剤や水を大量にかける
- 棒でつつく
- 巣や群れに触る・近づく
- 大声を出す
見つけた直後は、次の対応をしましょう。
- 窓やドアを閉める
- 洗濯物を室内に入れる
- 子どもやペットを近づけない
まずは距離を取って観察しましょう。
ミツバチの巣は自分で駆除できる?できるケースや方法を解説

自分で対応してよいのは、ごく限られたケースだけです。
ミツバチの巣は、巣を取り除いて終わりではありません。
作業中に群れが飛び出す危険があり、蜜や巣の残りが問題になることもあります。
自力で巣を駆除できるケースは限られる
次のすべてに当てはまらない場合は、自分で触らないほうが安全です。
- 巣が屋外で手が届く場所にある
- 出入りしているミツバチが少ない
- 屋根裏・壁・床下に入り込んでいない
- ハチに刺されて強い症状が出た経験がない
- 高所作業や脚立を使う必要がない
ひとつでも外れるなら、業者か養蜂家に任せるほうが結果的に安く済みます。
高所からの転落など、ハチ以外の事故も起きやすいからです。
ハチ用の殺虫剤を使う前に知っておきたいこと
ハチ用の殺虫剤を使う場合、次の点を確認してください。
- 巣が小さい
- ハチの数が少ない
大きな巣や大群に使うと、ハチが飛び回り危険です。
使う場合は、次の点を確認しましょう。
- 製品の表示内容を確認する
- 距離や風向きを確認する
- 服装は肌を露出しない
なお、巣の中の蜜や巣板は、ハチを退治しただけでは残ります。
殺虫剤を使っても、撤去の問題は解決しないと覚えておいてください。
屋外の蜂球・巣の駆除は自分でできるケースも
屋外の巣は、自分で駆除できるケースがあります。
次の手順で駆除を行ってください。
- 巣や群れに近づかず人やペットも遠ざける
- 写真を撮る(安全な距離から。ハチの大きさ・巣の形・場所がわかるように)
- 数日ほどでいなくなるか様子を見る
- いなくならない・または人が通る場所なら、養蜂家か駆除業者へ相談する
分蜂の群れなら、養蜂家が無料で引き取ってくれることも。
ただし、対応の可否は地域や時期によって異なります。
屋根裏・壁の中の駆除はすぐに業者に依頼を
建物内部にある巣は、自分で駆除が難しくなります。
次の手順で蜂の駆除業者に相談がおすすめです。
- 出入り口になっている場所(換気口・外壁の隙間など)を外から目視で確認する
- 中に入らず壁や天井を壊さない
- 現地調査と見積もりを依頼する
- 巣・蜜の撤去と侵入口の封鎖までの作業範囲を確認する
内部の巣は、天井や壁を開けないと届かないことも。
撤去できずに蜜が残ると、後でにおいやシミの原因になりかねません。
ミツバチに刺されたときの対処法
刺されたら、まずその場から離れて、安全な場所へ移動してください。
そして次の対処を行いましょう。
- ハチから離れて屋内などへ移動する
- 針が残っていればカードなどで横から払い落とす(指でつまむと毒が入ることがあるため)
- 流水で洗い冷たいタオルなどで冷やす
次のような症状が出たら、すぐに医療機関に受診または救急要請をしてください。
- 息苦しさ、喉の違和感
- 全身のじんましん
- めまい・意識が遠のく感じ
過去にハチ刺傷で強い症状が出た方は、最初から業者に任せてください。
ミツバチの巣の駆除業者や相談先の選び方

業者は、料金の安さよりも「巣と蜜まで撤去してくれるか」で選ぶと失敗しにくくなります。
ミツバチを追い払うだけの作業だと、巣が残って再発することがあります。
駆除業者に確認したい4つの点
次の4つの点を確認してください。
- 現地調査と見積もりが無料か(出張費・調査費の有無)
- ミツバチの駆除実績があるか
- 巣・蜜の撤去・清掃まで料金に含まれるか
- 侵入口の封鎖や再発防止まで対応するか
見積書は、内訳を出してもらうと比較しやすくなります。
再発防止の施工では、換気や排水をふさいでしまわないかも確認してください。
建物の傷みにつながるおそれがあります。
ミツバチ駆除の費用相場と高くなるケース
ミツバチ駆除の費用は、次により大きく変わります。
- 巣の場所
- 巣の大きさ
- 依頼する駆除業者
駆除の費用相場は、数千円〜数万円程度。
ただし、次のケースになると費用が高くなります。
| 状況 | 費用の傾向 |
|---|---|
| 屋外の小さな蜂球・巣 | 比較的抑えられる |
| 高所(脚立や高所作業が必要) | 追加料金がかかることがある |
| 屋根裏・壁の中 | 点検口の作業や壁の開口で高くなりやすい |
| 巣・蜜の撤去、清掃、侵入口の封鎖 | 別料金になる場合がある |
サービス内容や料金は変更される可能性があるため、最新の情報は業者に確認してください。
見積もりより高くなる典型例は、現場で「壁の中に想定より大きな巣があった」というケースです。
電話だけで金額を確定できないのは、現地の状況で作業内容が変わるためです。
追加料金が発生する条件は、契約前に必ず確認しておきましょう。
市役所・自治体に相談できる?無料対応してもらえるの?
自治体によっては、ハチの相談窓口があります。
ただし、市役所が直接ミツバチを駆除してくれるとは限りません。
多いのは、次のケースです。
- 業者や養蜂家の情報提供
- 防護服などの貸出
- スズメバチの駆除への補助
ミツバチは対象外のこともあります。
まず電話で「ミツバチの場合はどうなるか」と聞いてみましょう!
養蜂家に引き取りを相談する場合
ミツバチは農作物の受粉にも関わる昆虫のため、養蜂家が引き取ってくれることがあります。
ただし、すべての養蜂家が対応しているわけではありません。
まずは、次の方法で問い合わせましょう。
- 地域の養蜂組合
- 自治体の相談窓口
引き取りを断られたら、蜂の駆除業者に依頼してください。
ミツバチの巣の駆除に関するよくある質問

ここでは、よくある質問に回答します。
ミツバチの巣は自然になくなりますか?
蜂球(分蜂の群れ)なら、数時間から数日で移動することがあります。
ただし、建物の中に巣を作っている場合は、自然になくなるとは限りません。
ミツバチの巣を放置すると危険ですか?
必ず危険になるわけではありません。
ただし、次の場所に巣がある場合は要注意です。
- 玄関
- 窓の近く
- 屋根裏
巣が大きくなるほど、撤去の負担や費用が増えます。
ミツバチの巣は自分で駆除できますか?
次のケースなら、できる場合があります。
- 屋外にある
- 手が届く場所に巣がある
- 蜂の出入りが少ない
屋根裏や壁の中は、自分で触らず専門家に相談してください。
駆除ではなく保護・移設してもらえますか?
養蜂家に相談すると、引き取りや移設に対応してもらえることがあります。
特に分蜂したばかりの群れは、引き取り対象になることも。
ただし、対応は地域や時期によって異なります。
市役所に相談すれば無料で駆除してもらえますか?
自治体によって対応が違い、ミツバチの駆除は行っていない場合もあります。
相談窓口や業者の案内にとどまることも多め。
まずは一度問い合わせて確認するのがおすすめです。
ミツバチとスズメバチの見分け方は?
ミツバチは次の特徴があります。
- 他の蜂と比べて小さい
- 毛が多く丸みがある
一方でスズメバチは次の特徴があります。
- ミツバチに比べて大きい
- 頭と銅が太い
判断に迷ったら、蜂や巣に近づかない。
離れた場所から写真を撮って、専門家に見てもらってください。
ミツバチの巣に蚊取り線香は効きますか?
確実に効果があるとは言えず、煙で刺激して蜂が飛び出すおそれもあります。
使うのは避けて、養蜂家か業者に相談したほうが安全です。
まとめ:ミツバチの巣の駆除は状況を見て適切な対応を!

ミツバチの巣の駆除は次の場合、しばらく様子を見ましょう。
- 分蜂による蜂球で一時的にいる
- 家に巣がない
- 人のいない場所に巣がある
分蜂による蜂球なら、自然に移動する場合があります。
一方で次の場合、注意が必要です。
- 屋根裏や壁の中に巣がある
- 壁の中や天井裏から羽音が聞こえる
巣が大きくなると、撤去や清掃の作業も大変に!
自分で対応が難しいと感じたら、早めに蜂の駆除業者に相談してください。
焦って殺虫剤を使うより、状況に合った方法を選びましょう。
